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第4大隊
高雄市に向かう高速バスは、台湾を南北に縦断する高速1号線(昔は高速道はこの1本だけだった)を南に向かってひた走る。以前は台北から高雄までの出張の時は、よく高速バスを使ったものだった。台中市を過ぎてさらに南下したところで、右手に高速道と平行したRanwayを持つ空軍基地が遠望できた。無数のシェルターには、時々F-5らしき機影が見えたものだ。だから出張でバスを使う時は必ず右手の席を確保してカバンに200mmを忍ばせていた。嘉義と言う南部の田舎町にこの基地はある。田舎と言えど、この基地に本拠地を置く空軍第4大隊は、台湾きっての精鋭部隊であり所有するF-5Eも最新の型が多く、台湾で唯一マーベリック対地ミサイルの運用が出来る部隊でもあった。台湾にF-16A/Bが配備する際も真っ先にこの部隊が受領している。
 以前 アメリカの”TOP GUN”がブームになった頃 日本でも”BEST GUY”などという 「全く!ようやるよ!」と言いたくなるくらい猿真似の映画を制作いたが、何と台湾でもこの手の映画が制作され放映されていた。1993年の頃である。台湾の友人から誘われて見たこの映画の主人公が所属する部隊も嘉義の第4大隊であった事を思い出す。(2002年6月 記)
4th AIR GROUP
桃園の第5大隊とこの第4大隊とが、最新のF-5E/Fを使用しており グレーのシャーク・ノ−ズに改められたF-5Eが主流であったが、上写真のように従来のBlackのノーマルノーズも1/3近くは残っていた。台湾のF-5Eは、AIDCでのライセンス生産であり軍に引き渡されたF-5E初號は”5101”号機、右の”5254”と”5285”はそれぞれ154号機と185号機に相当する。
台湾では、F-5Eに様々な兵装を装備していたが、制空任務より対地攻撃がメインではないかと感じる程、これらの兵器は多彩だ。マーベリック対地ミサイルを始め、集束爆弾、各種ロケット弾、スネークアイレーザー誘導爆弾などその装備は多種多様である。
1990年代前半は、4AGだけがマーべリックの運用ができた為、この基地では当誘導弾の展示も行われた。( CCK-FOX 君 撮影)
↑ 上写真のF-5E”5215”は左翼端にオレンジ(ディグロ)の筒状の機器を付けているが、計測用の物らしい。IDFのチェイサーとしてフライとした際は大抵これを付けていた。CCKのタキシーウェイにて。
嘉義空軍基地は、日本でも有名な阿里山への登頂の入り口でもある。この嘉義駅から車で10分ぐらいの距離に嘉義空軍基地は存在し 21.22.23の続きNo.の3個戦術戦闘機中隊を要していた。台湾には中国大陸に極めて近い領土として金門・馬祖などの諸島があるが、これらの空軍施設への派遣は ここの3個中隊が交代で部隊を派遣していた。
↑ 写真で全体が白いAAM-9サイドワインダーを両翼に装着いるのは、アラート任務に就いていた機体でミサイルは実弾である。航空自衛隊に比較し日常の飛行訓練は少なく、週に数回飛ぶだけであるが、一旦飛行訓練が開始されると数多くの機体が参加する。 
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Insignia of 4AG
455TFWの各中隊は,F-5Eの部隊として唯一1980年代後半に各中隊徽を尾翼に描き マニアにとっては最も食指をそそる部隊であったが、 1990年秋に発行された通達により大隊徽に塗り直された。
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Insignia of 455TFW
この嘉義空軍基地には、このページでご紹介する戦闘機部隊の他 救難を行うS-70の部隊も本拠地としている。救難隊は別の項で詳しく説明するが、以前はHU-16アルバトロスを使用しており その時代に是非撮りに来たかったものである。
Wings
The Period of F-5E/F